4月26日は災害研修旅行の2日目で福島県の相馬市へ行きました。
相馬市の観光協会の方々より慰霊碑、伝承鎮魂祈念館にてお話いただいた後Nリゾートにて、公立相馬総合病院 中塚看護部長様より実際の現場の状況やその時の気持ち、病院の役割など、話をされました。
福島の震災は、地震・津波による人的被害だけではなく、放射線による空間線量の確認なども重要となり、確かな知識がないことによる風評被害は、甚大な問題であること。そして、相馬市役所企画政策課の西村様より、福祉の中での医療職の役割を話されました。
最後に叔父とご主人と一緒に津波に流され、何とか丸太につかまり、一命を取り留めた五十嵐ひで子さんが、避難の重要性、自分を守るために確かな知識を身につけることの大切さ、そして、津波の際は、絶対に引き返してはいけないと話されました。
学生たちは、実際の映像とともに被害に遭われた方々の話に聞き入り、今ある日常が当たり前に続くのではないことや自分たちが備えることとして、日頃からしっかり学習していくことが大切だと感じていました。